前々から書こう書こうと思ってすっかり忘れていたことを高木センセーに先に書かれてしまった。。。_| ̄|○
最近では日本語圏でもトロイの木馬による被害は深刻なものとなっており、いよいよ、「拡張子を見ないでファイルを開いてはいけない」といった基礎的なリテラシーが周知されようとしているところだ。そんな折、「成分解析」なる.exeファイルが人気を博したというが、そういうものを安易にダウンロードして実行する人たちが大量にいたということが恐ろしい。それをまた注意もせず広めたITmediaの記事はにわかには信じがたいものだった。こんな内容のプログラムは.exe形式で作成する必然性は全くなく、Web上で安全性が保証されたプログラム(JavaScriptや、Javaアプレットや、Flashコンテンツや、サーバサイドのプログラム)で実現できるのであり、できるだけそうした方法でプログラムを提供するというのが、近代的なソフトウェア配布のあるべき姿とされつつあるところ、それをITmediaがブチ壊した。
あるタイミングで不正なプログラムではないようだと思われている .exeファイルが、ある日突然、悪質なプログラムに差し替えられているとも限らないと考えると、得体のよくわからない一般Webサイトで提供されている .exeファイル(未署名の)を紹介することさえ憚られる。そういう時代になってきた。
成分解析というプログラムについては、おいらも不思議に思うことがいくつかあった。結局おいらは「面倒くさい」と言うただそれだけの理由でこのプログラムを実行どころかダウンロードすらしていなかったわけですが (今回本記事のために参考のためダウンロードだけしてみた)、このプログラムに関する話題については、別な意味で実に興味深く見守っていたわけであったりする。以下、その疑問点を列挙しよう。
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