FACTA(笑)
- FeliCaの暗号が破られたとする件について、ソニーが完全否定 (スラッシュドット ジャパン)
- 1げとー (AC さんコメント)
記事は間違いだらけ。
1.FeliCaはタイプC(タイプCじゃないんだが)
2.ソニーはフィリップスの軍門に・・・(ISO 18092で協力してますが?)
3.ICチップの中身が見えた(はぁ。デタラメもほどほどに)
その他色々と。
サーバで課金情報管理していることを分かってなかったり(カードに価値があると思ってるw)、そもそも使用しているメモリーで安全性が左右されるとか言ったり、毎回同じ鍵で通信しているような書き方したり(毎回異なる鍵でできない、という記述)ともう無茶苦茶。
ああ、なによりソースが明示されていない、該当する研究者の名前が出ていない、しかもその解析したという話は伝聞の伝聞だという。
(暗号関連の学会で・・・というところで思わせぶりに書いてるが、それもあやしい)
だいたい、記事を書いた奴の署名もない。
- Re:IPAのコメント (AC さんコメント)
つまり、カードの表面をぺりぺりと剥がしたら(モールドされた)ICチップが露出したので耐タンパ性が弱いという主張のようです。
記事に書かれている具体的な手法(に相当する記述)はこれだけです。モールドされたチップをさらに削って回路の判読ができたかどうかすら明らかにされていません。
- FeliCaの暗号が破られた?――ソニーは完全否定 (ITmedia)
実際、記事中ではどの暗号の鍵が破られ、それが何ビットだったのかなど、具体的な内容は語られていない。また暗号が解かれたのはEdyのように書かれているが、それも明らかにはしておらず、客観的に見て、説得力に欠ける内容になっていることは否めない。
月刊FACTA編集部ではITmediaの取材に対し「電話で答えられるような内容ではない。(暗号という)微妙な話題であり、情報源の秘匿などの観点から(も話せない)。暗号解析を見たという証言は複数あった。記事の内容には自信を持っている」とコメントしている。
- もういちど「ソニー病」3――太鼓もちメディア (FACTA 阿部重夫編集長ブログ「最後から2番目の真実」 さま)
追っかけ取材の礼儀を教えてあげましょう。まず、自分独自のソースを持ちなさい。電話取材ですまそうなんて甘い。誰もほんとのことなんか言いやしない。この記事はソニーの広報とFACTAに電話をかけただけで、ベンダーや暗号の専門家、felicaのユーザーに取材した形跡がない。
かわいそうなものだ。3分の1はFACTAの記事の引用、3分の1はソニー広報の言い分の引用、最後はご自分の判断とFACTAのコメントである。かろうじて体裁を整えているだけで、足弱記者の典型と言っていい。引用とまた聞きだけで一丁あがりなのだ。
ひとつだけ、お尋ねする。共通カギと公開カギって分かってますか。暗号のイロハですよ。
まぁ、ITmedia の FACTA に対する取材が弱かったのは確かだろうね。そこまで大きく取り上げる予定もないんだろうけど。そもそもこんな信憑性のなさそうなニュースじゃ ITmedia もそこまでリソースは割けんだろう。
セコメントをする