みんな、自分がやるべき仕事の内容を狭めて欲しいなどとは考えていないのです。むしろ、他の誰かに任せられている部分によって、自分で自分の仕事が制御できなくなってしまっている状況を回避したいと考えているはずです。売り場の人間は自分が売る商品の価格や品揃えぐらいは自分で制御したい。プログラマーはそれをどう開発するのかぐらいは自分で決めたいと思っているし、それでなくたってせめてスケジュールぐらいは守りたいと思ってる。営業は自分が何を売っているのかぐらいは知っておきたいと思ってる。
現実は、「だんご」を作ることを夢見て菓子職人になったはずの若者が、ひたすら餅を突付くだけの仕事に明け暮れ、失望する、というものなのではないですか? それでも餅をつつかせてくれるならまだ幸せなほうで、例えばだんごを包んだプラスチックパックを「輪ゴムでとめる」だけの仕事をひたすらやらされたとしたら? (そういう本流の仕事とは直接のかかわりの無い部分の作業が非正規雇用の従業員にがんがん回されているおかげで、派遣屋が喧伝する「スキルアップが云々」はどんどんリアリティを失って行くわけだが) そんな仕事であっても、「俺はだんごを作るチームの一員としてともにだんごを作っているんだ」と自らを誇れる (というか割り切れる) のは、世代とか関係無しに、それなりに歳をとってからのことでしょう (あるいは世の中の仕事という仕事の大概はそんなもんだという価値観が十分浸透しているならば話は別でしょうが)。むしろ逆だといいたいです。若いやつがチャレンジ精神旺盛で何がおかしいのかと。
…朝になっちゃったよ。寝なきゃ。。。
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