考え事をしていたら眠れなくなった。
2007-07-01


けど、そろそろ眠れると思う。

何を考えていたかについては、ここでは書けない。それは、申し訳ない。

代わりに、この辺の記事にでも反応しておこうかな。

よーわからんのですが、最近大人になったぐらいの人たちって、学生時代にバイトしたことのない人ばっかりなんですか? その世代より 10 歳ぐらい年上の人たちは? 例えばバブル世代と呼ばれる人たちと、就職氷河期世代の人たちとで、学生時代の行動にどれほどの差異があったのでしょう?

まぁいいや。

内田センセーがおっさられるようなジレンマ抱えてる若い子って、おいらが以前働いていた会社には割とたくさんいたような気がします。そこは割と大きな会社でした。今、派遣で働きにいっている小さな会社は、従業員の年齢がおいらより低い人が大半というとても若い会社なのですが、この手のジレンマを抱えている人はあまり見かけません。確かに、上手に働けているのかといわれると、そんなことはまったく以って無いのですが (つか、おいらも倒れないように気をつけなくちゃ…)、だからといって、従業員同士の仕事量に関して不平を漏らす人や、自らの手柄を主張したがるような人はいません。

会社の大きさは関係あるかもしれませんが、本質ではないでしょう。前者の会社より後者の会社のほうがたまたま「良識ある大人」が集まったから、という無茶な論展開もありえません。

更に付け加えるならば、前者の会社ではおいらより 10 も 20 も年上のリーダー、主任、課長クラスであっても、そういうジレンマに縛られながら働いている人は多くいました (少なくとも、おいらが見てきた感じとしてはそれが見受けられました)。それから、その会社ではおいらは主に別の会社 (これまたメーカーででかい会社) の職場に単身出向して働いていたのですが、そっちの職場ではやはり世代幅が非常に広かったにもかかわらず、この手のジレンマに苛まれている人はやはり見当たりませんでした。

おいらはこれはどちらかというと職場環境や社風の問題なんじゃないかと思っています。今の若い世代の子だからという話であるとは、あまり思えません。

そもそも、「職能給への切り換え」や「独立事業部制」を求める若い人は今も多い。とありますが、何を根拠におっしゃられているのでしょう?

IT 技術者が職能給を求めるのは、優秀な技術者が求められないという産業構造上の特殊な問題を抱えているからです。つまり、IT 技術を享受する顧客が「賢い消費者」足りえていないことに問題の本質を見るべきです。しかもそれとてシステムインテグレータという、IT 技術屋の中でも限られた範囲での話であり (実際日本国内のソフト屋のほとんどが SI 屋なのでまるでソフト屋全体の問題であるかのように語られがちですが)、「若い人」全体を語るための材料としてはレアケースです。

若い人たちの多くが真に職能給を求めるのであれば、ホワイトカラーエグゼンプションがあれほど槍玉に挙げられることはありえません。確かに、能力ある人が賃上げを要求すること自体は健全なことではありますし、能力が評価されてそういう部分に反映されることは好ましいことではありますが、例えば一度や二度の手柄を材料に賃上げをせがむ人間ばかりの職場を望む「若い人」はそんなにいません。むしろ気分障害に怯えて不慮の休暇を取りやすい、遅刻にそれほど厳しくない職場にありがたみを覚えるまともな人がほとんどです。

それから、最近の若い人たちは、仕事内容に関して自身の希望を取り入れて欲しいと願う人はいても、「独立事業部制」みたいなものはむしろ嫌がるはずです。縦割り組織を喜ぶ若い人はいません。


続きを読む

[戯言]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット