コメント(全2件)
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「表向きテレビを嫌っておきながら、テレビ的手法に慣れきっちゃってる」というのは T.MURACHIさんご自身のことですよね。「みんな」は別にテレビを嫌ってもいないと思いますが。
>実際のところブロガーはあくまでブロガーなのであって、必ずしもジャーナリストであるっちゅーワケではない .. しかしかといって、現状のテレビ的マスコミのまねをして、扇情的話題に辛口コメントで星稼ぎに走るのもどうかと思う。... 少なくとも知的収穫は大して得られないんじゃないかなぁと。
ブログというのは道具ですから「ブロガー」というひとくくりで論じるのがそもそも間違い。万年筆を使う人を「万年筆人」と言うくらい無意味なことです。ジャーナリストがブログや万年筆を使えば、それがジャーナリズムになりますが、普通の人がブログを使えば、居酒屋談義、井戸端会議になります。
知的収穫ということに関して言えば、ブログを「知的排泄」の場と捉える考え方もあります。
「みんな」というのは方便です。
強いて言えば、2ちゃんねるやはてな界隈で声がでかい人に見られがちな傾向かなという印象はあります。その程度の「感触」の話です。
言ってみればおいらも所詮は「普通の人」であり、義憤で以って「知的排泄」とやらを垂れ流す小市民に過ぎません。
ジャーナリストがブログを使うとジャーナリズムになるというのはちょっと違うと思います。もちろん、職業ジャーナリストが、ジャーナリズムを発揮するためのツールとしてブログを選択する、ということはあるとは思います。
ブログの場合、それは基本的には外向きに情報を公開するためのツールであり、使っている人間が職業ジャーナリストではなくても、書かれる内容次第では、その内容自体がジャーナリズムになりうるものでもあります。
たとえ、おいらのような小市民で、普段はこんな風に知的排泄を垂れ流しているような人間が、それもジャーナリズムなど意識せずに書いた記事であったとしても、です。
hidew さんとのやりとりではどうしても Winny のことを思い出してしまうのですが、当時高木氏がブログ上で、Winny ネットワークの存在が、漏洩した情報の回収を極めて困難にさせる点などの危険性を指摘したとき、その記事は、Winny への情報漏えいに関心を寄せていた人や、Winny 裁判の行方に関心を寄せていた人にとっては、立派なジャーナリズムでした。でも、高木氏自信はジャーナリストというよりは、むしろ研究者です。
# 一時期「マスコミはブログに駆逐されるのか」みたいな議論というか誤解が一部で盛り上がっていたことに対する回答です。「ブログ界隈ではその多くは既報のニュースをソースに言及しているに過ぎない」とよく言われていましたが、そんなのは実は当たり前で、何故ならブログやってる全員が、常にジャーナリストとして振舞っているわけじゃないからです。
もとよりおいらは「ブロガー」を「括った」覚えはありません。ていうか、「ブロガー」という言葉を使用することが、すなわちブログやってる人間全員を、何らかの行動原理に基づいていると決め付けているようにみてしまうというのも、それはそれでどうかと思います。
おいらは「必ずしもジャーナリストであるっちゅーワケではない」と書いたとおり、むしろブロガーってのは単に「(道具としての) ブログをやってる人」という意味でしか使っていません。逆に言えば、とりあえずブログ始めてみたけど、何を書けばいいんだかわからん、って人 (そういう人にも限らんか) の多くが、「関心のある話題」のひとつとして、既報のニュースやテレビ番組の内容について言及したり、他人のブログ記事などについて言及していた。それも自分なりにいろいろ調べて考えたうえで議論に参加する、という感じではなくて、どちらかというと共感や反感を示す感情を吐露するために使っていた人が多かった。
ミニブログやソーシャルブックマークが多く使われるようになってきた背景に、そうした使い方のためにはブログは操作が煩雑すぎて面倒くさい、というのもあるように思うし、一方でそうした使い方を通じて他者とのコミュニケーションを求めていた向きには、mixi なんかの方が友達作りやすくて都合がいい、っていうのもあるんでないかと思った。
そういう流れを感じるようになった矢先に、tb 飛ばしたリンク先の記事を見つけたので、思うところを書いてみた、というのが今回の記事だったわけです。
言ってみれば、ここらで自分のブログの使い方について、再考してみたほうがええんちゃうかなぁ、という生暖かい感情の発露として。
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