先日のブログ記事に対して、はてブでいくらかのコメントを頂きました。多くは冷静かつ聡明なご指摘でした。思えば先日の記事は冷静さを非常に欠いた、感情的というか感傷的というかそんな感じのものでした。めちゃめちゃ反省至極です。
で、そんな中で、しかし一つだけ、ある程度予想はしていたのですがやっぱり気になるコメントを頂きました。
lakehill 非モテ, これはひどい 「オタクやロリコンと同様、完治すべき「心の病」であると結論づけざるを得ない」>これはひどい。オタクやロリコンは病気ではなく趣味趣向の一種。禺画像]禺画像]これはもう完全においらの言葉の使い方が悪いが故に生じた誤解で、これについては弁面が必要だと感じました。見苦しい言い訳ですが書かせていただきたいと思います。
「心の病」という言葉についてまず説明する必要があると思います。一般的には、この言葉はうつ病などの精神疾患を指して使われています。そして、おいらはその意味でこの言葉を使うことは、ニュアンスに誤解を生じさせるため、非常に不適切なのではないかと感じています。
つまり、「心の病」という言葉は、非常にファンタジックな印象を持たせてしまう表現だと思うのです。うつ病の知識のない小学生に対し、不登校になってしまった児童について教師が説明する言葉として、
と言うのと、
と言うのと、どちらが適切か、という話です。あれは立派な「体の病気」であり、精神論や民間療法で容易に矯正できる・治せるものではありませんし、逆に医者にかかって医学的に適切なプロセスでじっくり治療を続ければ、確実に (ある程度は) 治癒できる病気なのだ、ということを啓蒙するに当たって、「心の病気」という表現は、極力避けるべきなのではないかと常々思っておりました。
おいらにとって「心の病」という言葉は、ファンタジックな印象が適切である文脈に使われるべきものだという思いがあるため、実際には病気でも何でもない、人の精神性を揶揄する言葉の類、すなわち「オタク」、「ロリコン」、「非モテ」、さらに付け加えれば「ヤンキー」、「DQN」、「ゲーム脳」などといった言葉に対してこそふさわしいのでは、ということで勢いで使ってしまいましたが、説明不足であった上にいささか乱暴な表現でした。
まず説明しやすい「ロリコン」という言葉についてですが、ロリコンとは幼女・少女趣味のことではありません。ロリータ・コンプレックスというからには、その情動の背景に何らかのトラウマや嫌悪感が存在することが前提となります。
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