徒然
2006-02-03


言いたいことがあるけど言わない。書きたいことがあるけど書かない。この手の生活もあと数ヶ月でオサラバだと分かっていながら、まるで浮かばない体で海底を歩くかのように時の流れは緩慢になり、腹の底から相変わらず湧きあがってくる苛立ちと格闘しながら手を動かしている。視線はうつろ、口は半開き、股下にズボンが食い込んでいるような感じがものすごく気になって椅子の上でジタバタジタバタ、やたらと動作の重たいテストツールに苛立ち、しばらく切っていない髪の毛の邪魔くささに苛立ち、テスト用マシンを導入したために corega の安い CPU 切り替え機を噛まさざるを得ずデジタル接続をあきらめた液晶ディスプレイの画質の悪さに苛立ち、一つ操作をミスっては愚痴をこぼし、一つバグのためにテストが先に進めないことに気付いてはまた愚痴をこぼし、そしてまた一つテスト仕様書の予想結果確認項目に事前に行うべき操作が書かれていた事に後から気付いたために発生した数十分の手戻りの為に「誰だよこのテスト仕様書いた奴ヨォ!」とさすがにちょっとだけ大きな声で悪態をこぼし (やっべ絶対聞かれた 'A`)、そんな自分の、あまりの挙動不振っぷりにやっとのことで気が付き、もっと早くそうしていりゃあ良かったのに周囲を窺いながらひっそりと、かばんの中から 1 錠だけ取り出した頓服を急いで口の中へと運び、仕事を続けるふりをしてマウスを握り締めながら、画面を流れるメモリーエラーの警告の羅列をなんとなーく眺めたりして。夕べは完全に寝不足だった。調子悪くなるのはあたりまえだ。もうね、どうでもいいよ。こんな仕事、失敗しちまえばいいのに。なんて。

産休で入れ替わりの協力会社さんの送歓迎会をやるんだそうだ。おいらも参加する予定だったんだが、体調不良を理由に参加を断った。今、職場にはおいらが知っている人はいない。そしたらなんだか一気に気が楽になって、今こうして、ブログを書いている。だからこの記事は発信ではなく、単なる書き殴りで、晒し者なだけなのだ。

人に頼りにされるのが辛い。おいらが報告した不具合を、おいらの手が空かないことを理由に、その修正確認作業を他の人に分散してお願いしているのだが、仕様を把握できている人間が少ないので、不明瞭な部分をおいらに聞いてくるのだ。ちょっと前までのおいらだったら、そういうのは喜び勇んで説明しに行った。いまやそういうことのために席を立つこと自体が億劫で、しんどい。

会議はもっと辛い。その場に居合わせるのが辛い。自分が何かを報告している間はどっちことないんだけどね。会議という場の中で、手持ち無沙汰にしていると、激しい焦燥感に駆られて視界がうつろになり、早く終わってくれとばかり脳内で念仏を唱えるようになる。こういう辛さを味わうようになったのもここ数ヶ月のことだ。

このままこの手の生活を続けていれば、おいらも多分、やばいことになってしまうのだと思う。早くこの場から立ち去ろう。そして見た目には堕落しても、そして本当に堕落しきったとしても、おいらはしぶとく、無様に生き続けるのだ。

// //]]>
[日記]
[ぐちぐち]

コメント(全3件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット