また微妙に乗り遅れなのですが。。。
とりあえず、一言。
自分の能力に自信がある人は、自分の能力に自信の無い人であっても、ちょっとしたきっかけで十分有能な人間に化けられるものだと信じている。
自分の能力に自信が無い人は、自分の能力に自信を持っていて実際確かに有能な人に対して、自分とは違う人種 (いわゆる天才) であって、到底そこには届かないという実感がある。
一方で、これらの立場に対して中間的な立場を取れる人もいる。おいらは自分の能力に自信が無いわけではないけど、一方で一日一万行もプログラムを書けるようなタイプの人間にはなれないなぁとも思う (なる必要も無いとも思っているのでそれがコンプレックスになるなんてこともまったく無いんだけどね)。努力しても能力が身につかない人がいることも知っているし、おいらだって努力したけど技量があんまり身につかなかった物事はいくつでもある (とりわけ勝負事は勝敗という結果を以ってしらしめされるので、なおさらこの実感は強くなる。スポーツとか)。しかし一方で、最初から上ばかりを見てしまって try も無しに諦めちゃってる人が割とたくさんいるってことも知ってる。それも、諦めた分の空いた時間を他の何かに注ぎ込んだり探してみたりって言うんじゃなくて、本当に何もしないし探さないっていう。
さて、大学も卒業が迫ってきて、進路について考えなきゃ、っていう段階になって、考えなきゃいけないことってなんだろうか。個人的には、そういう段階になって初めて考え出すようじゃ遅いし、そこで一から考え始めても到底まとまるまともな答えなんて無いだろうから、あとはまぁ無難な選択肢の中から直感で適当にかいつまんでみればよろしいのではないかと思う。そもそも業種の分類としてどういうものがあるのかぐらいは調べておいたほうがいいとは思うけどね。SIer が生きがいになる人がいないとは限らないけど、「創造的な仕事」がしたくてそっちへ飛び込んじゃう人が毎年割とたくさんいる現状ってのはさすがに哀れすぎると思う。
就職活動の季節が香るずっと前から、自分が進むべき進路を確定していたような人は、ここへきて今さら迷う必要は無いよね? そのままその道を邁進してゆけばよいと思う。
「安定している会社」「福利厚生が充実している会社」「技術を教えてくれる会社」 などなど、 なんとなく「いい会社」のイメージを思い描いているだけで、 それが自身の人生にどう役に立つか、 筋道だった考えを持っているわけではないことに 改めて驚かされます。
仙石さんは「違う」といいたいようだけど、私は学生の方が正しいと思う。特別な信念がないなら、安定して儲かっている勝ち組の大企業を目指すのが断然正しい。凡人は新卒でなければ大企業への入社は難しい。後から「やっぱり大企業にすればよかった」と思っても遅い。逆に中小企業へは後からでも行けます。
多くの技術者を志す学生が「特別な信念」を持っていないことに驚きを隠さずにいる仙石さんに対して、「特別な信念を持たない学生」を基準に話をしても、かみ合わないでしょう。仙石さんは、技術者を志す人間は、おのおのに何らかの信念を抱いているべきだと考えているわけです。もちろん、現時点でなんら特別な信念を抱いていない学生たちに、信念を持っていることを前提に就職する会社について説いてもあんまり意味が無いことも確かではあります。
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