精神的に体を壊し、とても仕事を続けられる状態ではない。職場環境に端を発していることは明らかなのだから転職を考えるべきなのに、そもそも転職しないことを前提に就職を決めたからまともに転職できる自信がない。それどころか、家族の生活を守らねばならないのに自信のない転職になど踏み込めないし、収入の途絶える長期の休職なんてとても取れない。例え有給で休職を取れる制度があったとしても、長期間現場を離れることになるのは恐い。などなどといったことをぐるぐると考えれば考えるほど、自分を追い込んで余計に精神的に辛くなってくる。そうやって苦しみながら働き続けちゃっている人が、この業界には割とたくさんいらっさる。
福利厚生を以って保険をかけるよりは、どんな職場であれ、いつでも逃げられる用意をしておいた上で臨むほうが、よっぽど保険になる、というのが、少なくともこの業界では常識になってしまっています。そしてそのための絶対必要条件が、皮肉にも確かな技術スキルであったりするわけなのです。あとは職場の人間とはあんまり仲良くなりすぎないようにすることかな。特にお金関係の貸し借りは絶対に作っちゃ駄目。
ちなみに、必要最小限の福利厚生で十分であるならば、健康保険も厚生年金も残業手当も扶養手当も失業保険も、大概のものはイマドキ派遣会社でも提供してくれています。交通費は出なかったりしますが。
これについてはもう、完全に仙石さんのおっさられるとおりかと思われます。むしろ、信念どころか目的意識すら持ってない人こそ、その目的を見つけるためには自ら興味のアンテナ、食指を広げていくことが重要になります。そういう意味では、「教えてくれる」ではなくて、「触れる機会のある技術が多岐にわたっている」ような職場を選択するのが最も賢いのではないかと思います。
ちなみにおいらの場合、周りのみんなが就職活動に色めき立っている間、おいらは別の大学院への進学を目指して勉強していたわけだったりしていたのですがw、10月になって諦めて (遅っ!!)、慌てて教授のコネを使って就職を決めたクチだったりしますw。なので就職についてはあんまり大口叩けるわけではないのですが (^_^; 、結果としてはまぁ、それなりにいい会社だったとは思います。
就職した当初は、とりあえず 5年間あそこで働いて、技術スキルではなく仕事の段取りや仕事のとり方を身につけて、5年経ったらその時点でどう振舞うべきかを再考しよう、と考えていました。結局諸事情あって行動に移したのは 6年経ってからだったわけなのですが (しかも「仕事のとり方」とか身についてないし、1年間ぷぅだったしw)。
セコメントをする